燧岳の風間浦側は発電必要量満たさず/オリックスの試掘結果

燧岳の地熱資源の活用を目指し、風間浦村下風呂地区で掘削調査を進めていたオリックス(東京)は31日、取材に対し、発電に必要な地熱貯留層の発見に至らなかったことを明らかにした。同社の広報担当者は「撤退は正式に決まっていないが、今後の方針は検討中.....
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 燧岳の地熱資源の活用を目指し、風間浦村下風呂地区で掘削調査を進めていたオリックス(東京)は31日、取材に対し、発電に必要な地熱貯留層の発見に至らなかったことを明らかにした。同社の広報担当者は「撤退は正式に決まっていないが、今後の方針は検討中」としている。[br] 同社は2013年から、掘削調査の前段階となる地表調査に着手。掘削調査は熱量や地質を調べ、発電所建設など事業化の判断に役立てようと、昨年5月から今年2月までの期間で実施した。旧下風呂小校庭を拠点に約2500メートルを掘り進めたが、発電に必要な地熱貯留層まで到達できなかった。[br] 冨岡宏村長は取材に「地熱は1次産業にいろいろ活用できると考えていたので残念。撤退ははっきりと事業者から聞いていない。動向を見守りたい」と語った。