スマートメーター活用 ガス・水道の共同検針も 東北初 八戸・五戸で実証実験

東北電力ネットワークと八戸ガス、八戸圏域水道企業団は28日、電気、ガス、水道の共同検針に関する実証試験を始めた。電気使用量の遠隔確認ができる東北電力ネットワークのスマートメーター通信システムを活用し、ガスや水道の検針データも収集する。同様の.....
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 東北電力ネットワークと八戸ガス、八戸圏域水道企業団は28日、電気、ガス、水道の共同検針に関する実証試験を始めた。電気使用量の遠隔確認ができる東北電力ネットワークのスマートメーター通信システムを活用し、ガスや水道の検針データも収集する。同様の試験は東北地方で初めて。[br] スマートメーターの活用で業務の効率化を図り、少子高齢化に伴う労働力不足などの課題に対応するのが狙い。遠隔からの保安確認も可能となるため、顧客の“見守りサービス”もできるようになる。[br] 試験は八戸や五戸など5市町の20世帯で実施する。ガスと水道のメーターに無線通信端末を取り付け、通信システムに接続。検針員が現地に出向かなくても、電気、ガス、水道の使用量データを収集できるようにする。実施期間は、降雪や積雪などの影響を見るため、2021年3月までの予定。試験結果を踏まえ、本格導入を検討する。[br] 試験について、東北電力ネットワーク八戸電力センターの福岡信康所長は「業務の効率化や検針の高度化などの可能性を検証する。新しいサービスの検討で、社会的課題の解決や、安心して暮らせる環境づくりに貢献したい」と話した。