積水化学のエタノール実証施設着工へ/久慈

神事で工事の安全を願う関係者=7日、久慈市侍浜町
神事で工事の安全を願う関係者=7日、久慈市侍浜町
久慈市侍浜町に可燃ごみからエタノールを生産する実証プラントの新設を進める積水バイオファイナリー(東京、両祖徹社長)は7日、市侍浜市民センターで建設安全祈願祭を行った。現在は用地造成中で、2022年3月の稼働を目指して工事を進める。 同社は、.....
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 久慈市侍浜町に可燃ごみからエタノールを生産する実証プラントの新設を進める積水バイオファイナリー(東京、両祖徹社長)は7日、市侍浜市民センターで建設安全祈願祭を行った。現在は用地造成中で、2022年3月の稼働を目指して工事を進める。[br] 同社は、積水化学工業と経済産業省が所管する官民ファンド「INCJ」(旧産業革新機構)が共同で設立。久慈市内での実証試験を経て、全国のごみ処理施設などに技術を導入する事業化は25年度を見込む。[br] 実用機の10分の1サイズの実証プラントでは、地元から1日約20トンのごみを譲り受け、エタノールを生産する。ごみを分別せずに一酸化炭素と水素にガス化し、微生物を使ってエタノールに変換する独自技術を用いるのが特徴だ。総事業費は約108億円。[br] 安全祈願祭の神事に続き、遠藤譲一市長は「全国の候補地からこの久慈を選んでいただいて感謝する」とあいさつ。積水化学工業・新事業開発部BRグループ事業化ユニットの加納正史ユニット長は「新しい資源循環社会をつくる世界初の取り組みの第一歩にしたい」と述べた。神事で工事の安全を願う関係者=7日、久慈市侍浜町