六ケ所村職員が122万円横領 赤十字寄付金など、処分へ

職員の横領が発覚し、陳謝する戸田衛村長(中央)ら=7日、六ケ所村役場
職員の横領が発覚し、陳謝する戸田衛村長(中央)ら=7日、六ケ所村役場
六ケ所村は7日、税務課の20代男性主事が日本赤十字社青森県支部六ケ所分区への会費や寄付金など計122万2977円を横領し、私的に流用していたと発表した。男性主事は事実を認め、5日に全額返済したという。村は今月中に村職員懲戒審査委員会を立ち上.....
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 六ケ所村は7日、税務課の20代男性主事が日本赤十字社青森県支部六ケ所分区への会費や寄付金など計122万2977円を横領し、私的に流用していたと発表した。男性主事は事実を認め、5日に全額返済したという。村は今月中に村職員懲戒審査委員会を立ち上げ、処分を検討する方針。[br] 村によると、男性主事は2018年4月から20年3月まで福祉課に在籍し、同分区の業務などを担当。20年2~3月中に、村内の20自治会から集めた同分区の会費や寄付金71万6500円を口座へ入金せず横領した。さらに、同3月18日には、同分区の口座からも26万6千円を不正に引き落としていたという。[br] また、村赤十字奉仕団と村戦没者遺族会の活動費についても、事業の残金を口座に戻さなかったり、虚偽の事業内容を申告して口座から引き出したりするなどの手口で計24万477円を横領していた。[br] 今年7月29日に、同分区の通帳を確認した日本赤十字社青森県支部から「不明な引き落としがある」と連絡があり、不正が発覚。本人に聞き取りした結果、横領を認めた。主事は同31日から自宅待機中。全額を返済したが、謝罪の言葉などはないという。刑事告訴に踏み切るかどうかは、懲戒審査委員会後に判断するとしている。[br] 7日の村役場での記者会見で、戸田衛村長は「関係者や村民の皆さまに迷惑と心配をお掛けするとともに、信頼を損ねたことをおわびしたい」と陳謝。管理監督責任があるとして、自身の給料を減額する考えを示した。また、男性主事は一人で通帳を管理するなど内部のチェック体制にずさんな部分があったため、再発防止策の徹底や綱紀粛正を行うとした。 村赤十字奉仕団の三戸秀子委員長は取材に「信用して業務を任せていたのに残念」と述べた。 職員の横領が発覚し、陳謝する戸田衛村長(中央)ら=7日、六ケ所村役場