大間町商工会青年部が町に手持ち花火寄贈 「お盆花火」風習後世に 児童、生徒向けに

金澤満春町長(右)に手持ち花火を寄贈した大間町商工会青年部の小濱年高部長(左)と舘脇亮副部長
金澤満春町長(右)に手持ち花火を寄贈した大間町商工会青年部の小濱年高部長(左)と舘脇亮副部長
大間町商工会青年部(小濱年高部長)は16日、町内の子どもたちに花火を楽しんでもらおうと、町に手持ち花火380袋(1袋13本入り)を寄贈した。小濱部長は「町ではお盆の入りの迎え火として花火をする風習があるが、失われつつある。子どもたちに伝えて.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 大間町商工会青年部(小濱年高部長)は16日、町内の子どもたちに花火を楽しんでもらおうと、町に手持ち花火380袋(1袋13本入り)を寄贈した。小濱部長は「町ではお盆の入りの迎え火として花火をする風習があるが、失われつつある。子どもたちに伝えていきたい」と話している。[br] 花火は町内4小中学校の児童、生徒全員分。青年部員のカンパや町商工会、町観光協会、大間ライオンズクラブの協賛金を受けて購入した。終業式前までに学校を通じて配る。[br] 寄贈は新型コロナウイルス感染拡大防止で、町の一大イベントである8月のブルーマリンフェスティバルが中止になったことがきっかけ。子どもたちが楽しみにしていた約5千発の打ち上げ花火もなくなった。[br] 同青年部では代わりに何かできないかと模索。新型コロナで活気を失う地元を盛り上げるとともに、町のお盆の風習を残したいと、今回の寄贈を決めた。同日は小濱部長と舘脇亮副部長が町役場を訪れ、金澤満春町長に花火を手渡した。[br] 小濱部長によると、昔は墓園の入り口で花火を売る人もいた。自身もお盆にもらったお小遣いで花火を買っていたが、今はこうした子どもたちもいないという。[br] 花火そのものが疫病退散や無病息災の願いを込めて始まった経緯もあり、「新型コロナで大人もふさぎ込んでいる状況にあるが、華やかになれば」と願っていた。金澤満春町長(右)に手持ち花火を寄贈した大間町商工会青年部の小濱年高部長(左)と舘脇亮副部長