伝統工芸品「きみがらスリッパ」製作、地域の魅力や文化学ぶ/十和田一中

ミニ草履の製作体験をする生徒
ミニ草履の製作体験をする生徒
十和田市立第一中(二本柳智弘校長)の2年生14人は14日、「きみがらプロジェクト」に取り組む三沢市の「星野リゾート 青森屋」で、敷地内の畑の見学や草履の製作体験を行い、伝統工芸品のきみがらスリッパの製作工程や地域の暮らしなどへの理解を深めた.....
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 十和田市立第一中(二本柳智弘校長)の2年生14人は14日、「きみがらプロジェクト」に取り組む三沢市の「星野リゾート 青森屋」で、敷地内の畑の見学や草履の製作体験を行い、伝統工芸品のきみがらスリッパの製作工程や地域の暮らしなどへの理解を深めた。[br] 学習会は、きみがらスリッパの材料となるデントコーンを栽培し、宿泊者に体験プログラムの提供を目指す青森屋と同校が合同で実施。生徒たちは「ふるさと学習」の一環で、きみがらスリッパなどの地域の魅力や文化を学んでおり、今回の体験内容も含め、修学旅行先でPRする計画を立てている。[br] 生徒は、青森屋のスタッフからプロジェクトの説明を受けた後、3グループに分かれ、デントコーンの畑や畑を耕す馬を見学し、ミニ草履の製作を体験した。[br] 草履の製作では、十和田きみがらスリッパ生産組合の宮本桂子組合長や青森屋スタッフの指導の下、デントコーンの皮を丁寧に編みながら完成させた。[br] 中川百花(ももか)さん(13)は「製作は細かい作業も多くて大変だった。修学旅行では全世代に分かりやすくPRしたい」と笑顔で話した。[br] 同校2学年主任の工藤信子教諭は「修学旅行で地域の魅力を発信するための学びの機会。伝統工芸品の良さを改めて知ることができて良かった」と話した。[br] 今後は、修学旅行先でのPR方法を検討し、10月下旬に青森屋のスタッフに発表する予定だ。ミニ草履の製作体験をする生徒