蕪嶋神社が初の「夏越の大祓」新型コロナ感染症の沈静化願い/人形(ひとかた)を海へ

新型コロナウイルスの沈静化を願い、海に人形を流す参加者=28日、八戸市の蕪島海浜公園
新型コロナウイルスの沈静化を願い、海に人形を流す参加者=28日、八戸市の蕪島海浜公園
八戸市鮫町の蕪嶋神社は28日、近くの蕪島海浜公園で「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」を初めて執り行った。市民の健康面や地域経済に暗い影を落とす新型コロナウイルス感染症の沈静化を願い、参加者が太平洋に「人形(ひとかた)」を流して1日も早い.....
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 八戸市鮫町の蕪嶋神社は28日、近くの蕪島海浜公園で「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」を初めて執り行った。市民の健康面や地域経済に暗い影を落とす新型コロナウイルス感染症の沈静化を願い、参加者が太平洋に「人形(ひとかた)」を流して1日も早いコロナ禍の収束へ祈りをささげた。[br] 夏越の大祓は、1年の前半の災い、けがれをはらい、残り半年の厄払いや健康を祈願する日本古来の神事。この時期の蕪島はウミネコの繁殖シーズンに当たるため、蕪嶋神社ではこれまで執り行っていなかったが、コロナの沈静祈願も兼ね、蕪島海浜公園を利用して初めて開催した。[br] 神社の社殿で関係者が奉告祭を行った後、同公園に移動。神社の総代や市民ら約30人が参加し、神職と共に「大祓詞(ことば)」を3度唱え、自分の災いやけがれなどを移した人形を海に流した。[br] 家族5人で参加した五戸町立切谷内小5年の大久保真尋君(10)は「早くコロナがなくなって、思い切り水泳やマラソンを楽しみたい」と願いを込めた。[br] 野澤俊雄宮司は「経済活動が回復しなければ健全な社会は成り立たない。1日も早く元の平常な生活を取り戻せるよう、コロナの撲滅を祈願した」と話した。新型コロナウイルスの沈静化を願い、海に人形を流す参加者=28日、八戸市の蕪島海浜公園