生活保護基準額引き下げ取り消し求めた訴訟/名古屋地裁判決受け、青森県の原告らが会見

記者会見する葛西聡事務局長(中央)ら=26日、青森市
記者会見する葛西聡事務局長(中央)ら=26日、青森市
2013~15年の生活保護の基準額引き下げは違憲だとして、原告である愛知県内の受給者が居住自治体と国に引き下げ処分の取り消しと慰謝料を求めた訴訟で、原告の請求を棄却する全国初の判決が名古屋地裁で言い渡されたことを受け、青森県の原告や弁護団は.....
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2013~15年の生活保護の基準額引き下げは違憲だとして、原告である愛知県内の受給者が居住自治体と国に引き下げ処分の取り消しと慰謝料を求めた訴訟で、原告の請求を棄却する全国初の判決が名古屋地裁で言い渡されたことを受け、青森県の原告や弁護団は26日、青森市で記者会見した。「いのちのとりで裁判青森弁護団」の葛西聡事務局長は「生活保護は権利であり恩恵ではない。国の主張をほぼ丸のみした判決だ」と憤りをあらわにした。[br] 青森など29都道府県で約千人が同種訴訟を起こしている。[br] 青森県の原告は八戸市の郡川恵美子さん(67)ら3人。会見で郡川さんは「われわれは普通の生活をしたいだけ。判決は残念だが、青森では実態を踏まえた判決が出るよう闘っていきたい」と強調した。 郡川さんらは同日、青森市などで違法を訴える署名活動も実施した。記者会見する葛西聡事務局長(中央)ら=26日、青森市