父親が祖父も絞殺か 無理心中の見方強める/十和田

建物の裏手で父親と祖父の遺体が見つかった湯ノ台高原休憩所=19日、十和田市法量
建物の裏手で父親と祖父の遺体が見つかった湯ノ台高原休憩所=19日、十和田市法量
18日に十和田市深持の自宅で農業男性(29)が殺害され、市内の山中で父親=60代=と祖父=80代=が遺体で発見された事件で、現場の状況から祖父は絞殺された可能性が高いことが19日、捜査関係者への取材で分かった。青森県警は、父親が2人を殺害後.....
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18日に十和田市深持の自宅で農業男性(29)が殺害され、市内の山中で父親=60代=と祖父=80代=が遺体で発見された事件で、現場の状況から祖父は絞殺された可能性が高いことが19日、捜査関係者への取材で分かった。青森県警は、父親が2人を殺害後、自殺を図ったとの見方を強め、無理心中とみて事件の全容解明を進めている。[br] これまでの調べでは、18日午後に同市法量の湯ノ台高原休憩舎の裏側で、祖父はあおむけで倒れており、父親は首をつった状態で見つかった。祖父は顔面から出血していたが、現場の状況から絞殺された可能性が高い。2人は20日に司法解剖する。[br] また、男性の遺体を19日に司法解剖した結果、死因は首を絞められたことによる窒息死と判明。男性は18日午前7時ごろ、母親が外出前に声を掛けた際は返事があり、帰宅した同10時ごろにはベッドの上で死亡していたことから、3時間の間に殺害されたとみられる。[br] 男性に抵抗した跡はなく、ロープなどのひも状のもので絞殺されたとみられるが、凶器は見つかっていない。[br] 自宅の付近住民によると、父親は、男性や祖父の体調が優れないことを心配していたという。ある60代男性は「最近は家族のことで不安が増え、仕事も大変だったみたいだ」と話した。建物の裏手で父親と祖父の遺体が見つかった湯ノ台高原休憩所=19日、十和田市法量