純利益128・3%増、8億100万円 20年3月期通期の連結決算/三菱製紙(東京)

八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は14日、2020年3月期通期(19年4月~20年3月)の連結決算を発表した。売上高は前期比4・6%減の1945億7500万円に減少した一方、純利益は128・3%増の8億100万円に拡大した。 洋紙は国.....
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 八戸市に主力工場を置く三菱製紙(東京)は14日、2020年3月期通期(19年4月~20年3月)の連結決算を発表した。売上高は前期比4・6%減の1945億7500万円に減少した一方、純利益は128・3%増の8億100万円に拡大した。[br] 洋紙は国内外で販売数量が減ったものの、製品を値上げして適正価格に見直した効果やコスト削減などで利益面が上昇。営業利益は19億7600万円、経常利益は26億9600万円となり、それぞれ前期に計上した4千万円と9億1400万円の赤字から改善した。[br] 一方、八戸工場4号抄紙機の減損損失を計上したことにより、純利益は増加幅が縮小した。同工場を核とした紙・パルプ事業の売上高は6・6%減の1464億1300万円、営業利益は11億4千万円だった。[br] 当期決算から、資本・業務提携を結ぶ王子ホールディングス(東京)と共同で進める家庭紙製造事業、バイオマス発電事業の収益が反映された。[br] 21年3月期通期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて現時点では未定とした。