三農高の野菜苗人気「品質良い」 恒例の直売会中止で市場に出荷

生徒の育てた野菜苗が人気を集めた競り=12日、八戸市中央卸売市場
生徒の育てた野菜苗が人気を集めた競り=12日、八戸市中央卸売市場
八戸市中央卸売市場に青森県立三本木農業高の生徒が育てた野菜や花の苗が出品され、仲卸業者や競りの参加者の人気を集めている。新型コロナウイルス感染予防のため、毎年行っていた同校での即売会が中止となったためで、12日の競りでも「品質が良い」と活発.....
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 八戸市中央卸売市場に青森県立三本木農業高の生徒が育てた野菜や花の苗が出品され、仲卸業者や競りの参加者の人気を集めている。新型コロナウイルス感染予防のため、毎年行っていた同校での即売会が中止となったためで、12日の競りでも「品質が良い」と活発に取引されていた。[br] 同校の苗は、大型連休明けから入荷が始まった。この日はトマトやナス、マリーゴールドなどの苗が競りに掛けられ、1本90~100円前後で取引されていた。卸売会社・八戸中央青果の担当者によると、外出自粛の影響もあって苗の引き合いは強く、例年より1割程度高値で推移しているという。[br] トマト苗などを競り落とした同市内の男性は「茎や葉が立派で丈夫そう。お客さんにも喜んでもらえると思う」と満足げ。担当者に「次はいつ入るの」と尋ねる人もおり、関心を集めていた。[br] 同校では毎年、学習の一環として生徒が5万~6万本の苗を栽培しており、即売会は大勢の地域住民でにぎわう。円子昭浩教頭は取材に「即売会ができず、大量の苗の扱いに困っていたが、無駄にならなくて良かった」と安心していた。生徒の育てた野菜苗が人気を集めた競り=12日、八戸市中央卸売市場