【新型コロナ】八戸市民、市中感染を警戒

八戸市で新型コロナウイルス感染症の患者が新たに4人判明した25日、市民からは「感染リスクが高まった」「こんな時期に海外旅行に行くなんて」と、東北6県で最多となる計6人の感染が青森県内で相次いで確認される事態に不安や戸惑いが広がった。新たに感.....
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 八戸市で新型コロナウイルス感染症の患者が新たに4人判明した25日、市民からは「感染リスクが高まった」「こんな時期に海外旅行に行くなんて」と、東北6県で最多となる計6人の感染が青森県内で相次いで確認される事態に不安や戸惑いが広がった。新たに感染が判明した全員がスペイン旅行の参加者で、感染ルートが分かっていることから冷静な受け止め方もあるが、これ以上、感染拡大が広がらないでほしい―との切実な声が多く聞かれた。[br] 4月から県内の医療機関で働くという三沢市の女子学生(21)は「感染のリスクが高まっていてとても不安」と困惑気味。専門学校の卒業式は時間短縮を余儀なくされたといい、長引く“コロナ禍”に「せっかくの新生活にも影響が出そう」とため息をついた。[br] 「このような時期に、大人がスペイン旅行に行くのはおかしいのでは?」と憤るのは、八戸市内の高校を今月卒業したばかりの男性(18)。県外で行われる音楽イベントが中止になったといい、「怒りよりも悲しみの方が大きい。(小中高生は)休校や自粛を強いられていたのに…」とやりきれない様子だった。[br] 同市のタクシー運転手の男性(69)は「感染源がある程度分かっているという意味ではほっとしている」との受け止め。その上で「(スペイン旅行に行った人や濃厚接触者以外の)第3者に広がり、県も市も感染ルートが追えなくなることだけは避けてほしい」と強調した。