米、7月末に感染激減の予測 ワクチン接種普及など条件

 世界の新型コロナウイルス感染者(6日現在)
 世界の新型コロナウイルス感染者(6日現在)
【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は5日、米国の新型コロナウイルスの新規感染者について、ワクチン普及やマスク着用、対人距離の確保など基本対策の徹底を条件に、現在の1週間当たり約35万人が、7月末に数万人に激減するとの予測を発表し.....
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 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は5日、米国の新型コロナウイルスの新規感染者について、ワクチン普及やマスク着用、対人距離の確保など基本対策の徹底を条件に、現在の1週間当たり約35万人が、7月末に数万人に激減するとの予測を発表した。累計感染者3200万人超、死者57万人超といずれも世界最多の米国で、新型コロナ沈静化に近づく可能性が示された。[br][br] バイデン大統領は7月4日の独立記念日までに社会の正常化に道筋を付ける目標を表明し、国民にワクチン接種を促している。ただ、接種率は伸び悩んでおり、CDCは、ワクチンが効かない新たな変異株の出現や、基本対策の緩みで状況は悪化するとして注意も呼び掛けている。[br][br] ワクチン接種の普及や基本対策の徹底度が異なる4ケースで9月下旬まで1週間当たりの感染、入院、死亡を予測した。[br][br] 全米の新規感染者は1月には1日で30万人を超える日があったが、AP通信によると、最近は1週間で約35万人、入院は3万5千人、死亡は4千人余り。予測のうち新規のワクチン接種が毎月6千万~7千万回と大きく広がり、基本対策も守られるケースは、7月末までに新規感染は5万人、入院は千人をそれぞれ下回り、死亡は200~300人となる。ワシントン・ポスト紙は、担当した研究者の話として死者は9月に1週間当たり数十人に減少するとした。[br][br] ワクチン普及のペースが遅く、基本対策が早く緩むケースでは感染、入院、死亡の減り方が遅れる。 世界の新型コロナウイルス感染者(6日現在)