【大相撲夏場所】有望な坂本兄弟、初土俵へ 父角界去るも、決意揺るがず

将来有望な兄弟が第一歩を踏み出した。先代時津風親方(元幕内時津海)の長男坂本博一(三農高出)、次男正真はともに今春卒業した高校、中学時代に全国大会で活躍。師匠となるはずの父は不祥事で角界を去ったが、息子たちの決意は揺るがなかった。 5月9日.....
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 将来有望な兄弟が第一歩を踏み出した。先代時津風親方(元幕内時津海)の長男坂本博一(三農高出)、次男正真はともに今春卒業した高校、中学時代に全国大会で活躍。師匠となるはずの父は不祥事で角界を去ったが、息子たちの決意は揺るがなかった。[br][br] 5月9日に両国国技館で始まる夏場所の新弟子検査を終え、兄は「心が引き締まった」。弟は「頑張りたい。(稽古に)必死についていきたい」と語った。複雑な思いを胸にしまい込み、必死に前を向こうとしている。[br][br] 父は1月の初場所中にマージャン店に行くなど、新型コロナウイルス感染対策に反する行動を取って周囲から批判を受けた。関係者によると2人のショックは大きく、学校では肩身の狭い思いをしたという。[br][br] ただ力士になる夢は変わらなかった。押し相撲の兄は父を超える三役が目標。千葉・柏二中で全国3位の弟は四つ相撲が得意だ。立浪部屋は明生や豊昇龍ら伸び盛りの幕内力士が所属し、稽古の環境に恵まれている。[br][br] 往年の「若貴兄弟」のように、兄弟による出世物語はファンの楽しみの一つ。師匠の立浪親方(元小結旭豊)は「(2人は)仲が良いし、すごくいい関係。必ず強くしなきゃという気持ちがある」と歓迎していた。