シャンシャン返還再延期 5月末から12月末へ

 シャンシャン=22日(東京動物園協会提供)
 シャンシャン=22日(東京動物園協会提供)
東京都は26日、上野動物園(台東区)で生まれた雌のジャイアントパンダ・シャンシャン(3歳)を中国に返還する期限が5月31日から再び延期されて12月31日になったと発表した。輸送に関わる日中双方の専門家の渡航が新型コロナウイルスの影響で困難な.....
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 東京都は26日、上野動物園(台東区)で生まれた雌のジャイアントパンダ・シャンシャン(3歳)を中国に返還する期限が5月31日から再び延期されて12月31日になったと発表した。輸送に関わる日中双方の専門家の渡航が新型コロナウイルスの影響で困難なため。[br][br] シャンシャンは2017年6月に誕生。父親のリーリー(15歳)と母親のシンシン(同)は中国側から貸与され、シャンシャンの所有権も中国側にある。繁殖のために20年12月末の返還が予定されていたが、新型コロナの影響で今年5月31日までに延期されていた。[br][br] 都の担当者は「パンダの保護と繁殖のためには返還するのが望ましい。次の期限に向けて調整していく」と話した。[br][br] 上野動物園は感染拡大防止のため当面の間、休園中。小池百合子知事は都庁で報道陣の取材に「シャンシャンに会ってもらえるような状況にするためにも引き続き協力を」と述べ、新型コロナ対策の徹底を求めた。[br][br] リーリーとシンシンは今月に約4年ぶりの交尾が確認されており、シャンシャンに続く子どもの誕生が期待されている。 シャンシャン=22日(東京動物園協会提供)