NTTドコモは26日、契約などの手続きをオンライン専用とした新たな携帯電話料金プラン「ahamo(アハモ)」の提供を開始した。データ容量20ギガバイトで税別の月額は2700円。ソフトバンクとKDDIも既に同種のプランをそれぞれ17日、23日に始めており、菅政権の携帯料金引き下げ要請を受けて大手3社が打ち出した目玉プランが出そろった。[br][br] アハモは1回5分以内の無料通話が付く。ドコモは新プランの主なターゲットとする若者層でも、店の予約といった短時間の通話の需要があると見込んでおり、無料通話分を含めた料金では大手3社のオンラインプランで最安に設定した。[br][br] ただドコモは、申し込みをした人の一部で手続きが完了したにもかかわらずエラー画面が表示される場合があるとして、注意を呼び掛けている。申し込みの際に指定したメールアドレスに手続き完了の通知が届いていれば大丈夫という。[br][br] ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」とKDDIの「povo(ポヴォ)」は、いずれも容量20ギガバイトで月額2480円。5分以内の無料通話は月額500円のオプションとしている。[br][br] 各社のオンラインプランは販売店の人件費などのコストを抑えることで、主力ブランドの大容量プランより割安となっている。ただキャリアメールが利用できないなど注意点もある。[br][br] 楽天モバイルや格安スマートフォン事業者も対抗値下げの必要に迫られ、割安なプランが相次いでいる。楽天は4月1日から20ギガバイトで1980円のプランを開始。3ギガバイト以下なら980円、1ギガバイト以下なら無料にする。[br][br] インターネットイニシアティブとオプテージも20ギガバイトでそれぞれ1880円、1980円のプランで顧客のつなぎ留めと新規契約の獲得を図る。