【聖火リレー】なでしこメンバー第1走者の大役

 聖火のトーチを掲げスタートする、2011年サッカー女子W杯で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバー=25日午前9時41分、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」
 聖火のトーチを掲げスタートする、2011年サッカー女子W杯で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバー=25日午前9時41分、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」
仲間との再集合を喜びながら、笑顔で大役を果たした。25日、福島県でスタートした東京五輪の聖火リレーで、2011年のサッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表「なでしこジャパン」の面々が第1走者を務めた。トーチを持ち、思い出の詰まっ.....
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 仲間との再集合を喜びながら、笑顔で大役を果たした。25日、福島県でスタートした東京五輪の聖火リレーで、2011年のサッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表「なでしこジャパン」の面々が第1走者を務めた。トーチを持ち、思い出の詰まった地を走った岩清水梓選手は「とても楽しい時間を過ごせた」とかみしめるように話した。[br][br] 当時監督だった佐々木則夫さんは、スタート地点となった楢葉町と広野町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」を「なでしこの聖地」と言う。数々の練習を重ねただけでなく、08年北京五輪で4位に終わった選手たちが「世界大会で頂点を狙う」との目標を合宿で共有し、その後の躍進につなげた場でもある。[br][br] 出発前に佐々木さんが「日本の皆さん、チーム一丸となって頑張ってまいりましょう」と熱を込めてあいさつ。体調不良の澤穂希さんや海外クラブ所属の選手を除く16人が笑みを交わし、ゆっくりとピッチを駆けた。[br][br] かつてJヴィレッジを拠点にした「東京電力マリーゼ」に所属した選手は感慨もひとしおだ。丸山桂里奈さんは「福島が第二の故郷。アスファルトに感謝の気持ちを伝えたら受け取ってくれた」と独特の表現で心境を明かした。東京五輪代表候補でもある鮫島彩さめしまあや選手は「毎日のように仲間とボールを蹴って走った。本当に思い入れのある場所」としみじみと語った。 聖火のトーチを掲げスタートする、2011年サッカー女子W杯で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバー=25日午前9時41分、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」