福祉タクシー増台へ 深夜乗り合い休止延長/八戸市タクシー協会

八戸市タクシー協会は24日、全車両に占める福祉タクシーの割合を現在の9・4%から52・4%に引き上げる計画を明らかにした。高齢者や障害者らの福祉タクシーへのニーズが高まる中、車両のバリアフリー化を進め、利便性の向上を図る。一方、八戸駅と市中.....
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 八戸市タクシー協会は24日、全車両に占める福祉タクシーの割合を現在の9・4%から52・4%に引き上げる計画を明らかにした。高齢者や障害者らの福祉タクシーへのニーズが高まる中、車両のバリアフリー化を進め、利便性の向上を図る。一方、八戸駅と市中心街を結ぶ深夜乗り合いタクシー「シンタクン」の運行休止期間は、来年3月末まで延長する。[br][br] 計画は同日、市内で開かれた市地域公共交通会議で説明し、承認された。[br][br] 協会によると、現在、協会に加盟する市内タクシー事業者の車両台数は計391台。このうち回転シート装備車両やユニバーサルデザイン(UD)タクシーなどの福祉タクシーは37台で、割合は9・4%にとどまっている。[br][br] ただ、社会情勢の変化に伴い福祉タクシーのニーズは増加傾向にある。協会は高齢者や障害者、妊婦らの移動支援や、社会活動への参加を促す目的で台数を増やす方針を決めた。[br][br] 加盟各社で順次、切り替えを進め、2025年度末の福祉タクシーの台数を計205台とする計画。新たに168台導入することで、割合は52・4%に引き上がる。必要経費の一部は国の補助金を活用することを見込んでいる。[br][br] UDタクシーは観光などにも適している車両のため、観光客らの利便性向上も図られるという。協会の平泉昌事務局長は「福祉車両の利用者は増加している。導入を進め、需要に対応していきたい」と強調した。[br][br] 一方、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、昨年5月から休止しているシンタクンに関しては、新型コロナの収束時期が見通せないことから休止期間を1年延長するとした。