大型底引網船「第51開洋丸」が太平洋に向け出港/八戸

キンメダイ漁に向け出港する第51開洋丸=5日、八戸市第3魚市場付近の岸壁
キンメダイ漁に向け出港する第51開洋丸=5日、八戸市第3魚市場付近の岸壁
八戸港所属の遠洋大型底引き網船「第51開洋丸」(605トン)が5日、北西太平洋・天皇海山海域でのキンメダイ漁に向け出港した。資源管理の観点から例年より半月ほど遅い出発で、帰港は4月上旬の見込み。船を運用する開洋漁業(八戸市)の河村桂吉社長は.....
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 八戸港所属の遠洋大型底引き網船「第51開洋丸」(605トン)が5日、北西太平洋・天皇海山海域でのキンメダイ漁に向け出港した。資源管理の観点から例年より半月ほど遅い出発で、帰港は4月上旬の見込み。船を運用する開洋漁業(八戸市)の河村桂吉社長は「300トン程度の漁獲を期待している」と語る。[br][br] 今年は同海域を主な漁場に、11~12月の休漁期間を除き1航海あたり約2カ月間の操業を4~5回、繰り返す予定。キンメダイをメインに、ナンヨウキンメやクサカリツボダイといった混獲魚種にも対応する。新型コロナウイルス対策では、乗組員の出港直前の検査で陰性を確認するなど万全を期した。[br][br] 船は同日正午ごろ、市第3魚市場荷さばき施設A棟前の沖側の岸壁から、乗組員の家族ら約50人に見送られて出漁した。[br][br] 河村社長は取材に、採算ラインとされる300トン程度の漁獲を目指すとともに「約10年にわたる北太平洋漁業委員会(NPFC)の管理措置などにより、資源は徐々に増えていると思っている。将来のためにも漁業者自らが全面的に資源管理を行う必要がある」と強調した。キンメダイ漁に向け出港する第51開洋丸=5日、八戸市第3魚市場付近の岸壁