下北ジオパーク再認定 むつ市長「次は世界認定を」

下北ジオパークの日本ジオパーク再認定を祝う関係者=5日、むつ市役所
下北ジオパークの日本ジオパーク再認定を祝う関係者=5日、むつ市役所
下北地域5市町村の18エリアで構成する「下北ジオパーク」が5日、日本ジオパークに再認定された。むつ市役所で開かれた結果報告会で、日本ジオパーク委員会(JGC)から連絡を受けた下北ジオパーク推進協議会会長の宮下宗一郎市長は、次の目標を国連教育.....
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 下北地域5市町村の18エリアで構成する「下北ジオパーク」が5日、日本ジオパークに再認定された。むつ市役所で開かれた結果報告会で、日本ジオパーク委員会(JGC)から連絡を受けた下北ジオパーク推進協議会会長の宮下宗一郎市長は、次の目標を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパーク認定とし、「きょうからチャレンジが始まる。世界を目指すきっかけをつくる4年間になるよう準備を進めていく」と抱負を語った。[br][br] ジオパークは貴重な地質や地形、自然を保護するとともに、教育や観光に活用し、地域の持続可能な発展を目指す取り組み。[br][br] JGCは下北ジオパークについて、推進計画に基づいた保全管理が実践されていることや、ジオパーク教育がほとんどの学校で実施され、児童・生徒が活発に地域のPRや学習成果発表をしていることを評価。認定ガイド増加や施設整備に伴うジオツーリズム体制が整ったことなども再認定の理由に挙げた。[br][br] 下北ジオパークは2014年の初申請で認定が見送られ、16年に再挑戦して認定を受けた。同協議会関係者や、オンライン参加の下北地域の町村長が見守る中、再認定の電話連絡を受けた宮下会長は「前回はハラハラドキドキだったが、今回は自信を持って審査に臨めた。一人一人主役として活動してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を伝えた。[br][br] 次の目標となる世界ジオパーク認定に向け、認定地との交流やさらなる学術研究推進に意欲を示し、「できることから準備を進めたい」と語った。[br][br] 結果報告会では、下北ジオパークサポーターの会の小田桐隆夫会長と、下北ジオパークガイドの会の原英輔会長も「4年間の成果が結ばれた」などとあいさつし、それぞれ砂浜清掃継続やガイドのスキルアップに決意を新たにした。下北ジオパーク応援隊として地域の価値や魅力発信に取り組んだ市立大平小の児童も祝福メッセージを寄せた。下北ジオパークの日本ジオパーク再認定を祝う関係者=5日、むつ市役所