青森県内7月有効求人倍率0・92倍/3カ月連続低水準

青森労働局は1日、青森県内の7月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月から0・01ポイント増加し0・92倍だったと発表した。5カ月ぶりに上向いたものの、新型コロナウイルスの影響で景気は低迷しており、3カ月連続で1倍を切る低水準だった。同労働局.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森労働局は1日、青森県内の7月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月から0・01ポイント増加し0・92倍だったと発表した。5カ月ぶりに上向いたものの、新型コロナウイルスの影響で景気は低迷しており、3カ月連続で1倍を切る低水準だった。同労働局は「上昇には転じたが、状況は依然として厳しい」との見方を示し、「夏祭りの中止など今後予想される雇用への影響を見ていく」と述べた。[br] 雇用失業情勢の判断は「有効求人が大幅に減少するなど、求人が求職を下回る状況で、厳しさを増している」とし、3カ月連続で判断を維持した。[br] 季節的な変動を考慮しない原数値は、有効求人数2万1561人(前年同月比23・4%減)、新規求人数8349人(21・9%減)と大きく落ち込む。一方、有効求職者数は、離職者の増加を反映し、2万3975人(2・4%増)となった。[br] 業種別の新規有効求人数は、全国的に新型コロナの感染拡大に伴い経済活動が停滞しているため、ほとんどの業種で減少している。[br] 主要な業種では製造業502人(37・3%減)、卸売・小売業1367人(25・1%減)、医療・福祉2116人(19・2%減)、建設業1213人(13・5%減)、サービス業1100人(18・0%減)など。[br] 公共職業安定所別の有効求人倍率は、野辺地1・31倍と最も高く、八戸1・26倍と続く。三沢0・97倍、むつ0・88倍だった。