みちのく潮風トレイル(6)完・普代村 海との距離近く爽快感 

崖沿いに整備されているネダリ浜自然歩道=16日
崖沿いに整備されているネダリ浜自然歩道=16日
お盆最終日の16日、普代村の三陸鉄道白井海岸駅から黒崎展望所までを歩いた。村内の区間は、沿岸を通るトレイルの中でも海との距離が特に近い。潮風を存分に浴びて歩を進めた。一方、昨年10月の台風19号による爪痕も色濃く残っていた。 白井海岸駅から.....
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 お盆最終日の16日、普代村の三陸鉄道白井海岸駅から黒崎展望所までを歩いた。村内の区間は、沿岸を通るトレイルの中でも海との距離が特に近い。潮風を存分に浴びて歩を進めた。一方、昨年10月の台風19号による爪痕も色濃く残っていた。[br] 白井海岸駅から村中心部までは未舗装の自然道が続く。台風による倒木も目立った。途中からは沢下りルートに。沢の中を歩かなければならない場所も多く、滑らないように慎重に石の上を渡る。増水時の通行には注意が必要だ。[br] 商店街、美しい砂浜が広がる普代浜を抜け、海沿いの県道を歩く。トンネルの暗闇を抜けるたび目の前に広がる、明るい海と青空が印象的だった。[br] 黒崎漁港から約400メートル続くネダリ浜自然歩道は、崖下に整備されたトレイル屈指の人気スポット。切り立つ断崖やその上のアカマツ林を見上げ、足元に打ち寄せる波音を聞きながら歩く爽快感は格別だ。[br] ネダリ浜では、海岸に続く道路のアスファルトが大きく陥没していた。昨年の台風19号での総雨量が岩手県内最大の467ミリとなった普代村。記録的豪雨の破壊力を改めて感じながら、長い階段を一気に上り、標高150メートルの黒崎展望所にたどり着いた。[br]  □      □[br] 北山崎ビジターセンターによると、ネダリ浜自然歩道は台風からの復旧工事を終えて今月6日に通行を再開したが、同21日から再び別の工事が始まり、現在は通行できない。工事は9月末までの予定で、迂回路を設定している。ルートの最新情報は同ビジターセンター=電話0194(33)3248=まで。崖沿いに整備されているネダリ浜自然歩道=16日