果樹の適正管理呼び掛け 五戸で生産技術研修会

県南の果樹関係者が病害虫の防除や天候に関する注意点を確認した研修会=12日、五戸町
県南の果樹関係者が病害虫の防除や天候に関する注意点を確認した研修会=12日、五戸町
青森県「攻めの農林水産業」推進本部は12日、五戸町の県産業技術センターりんご研究所県南果樹部で、果樹生産技術研修会を開き、関係者約20人に天候や成長に応じた適正管理を呼び掛けた。 リンゴは県南地域で腐らん病が多く確認されているといい、薬剤に.....
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 青森県「攻めの農林水産業」推進本部は12日、五戸町の県産業技術センターりんご研究所県南果樹部で、果樹生産技術研修会を開き、関係者約20人に天候や成長に応じた適正管理を呼び掛けた。[br] リンゴは県南地域で腐らん病が多く確認されているといい、薬剤による治療や防除の方法を解説。昨年の乾燥が発病を助長したとみており、枝切りの際は枝の付け根から切るなどの注意点を説明した。[br] 結実量はおおむね確保されているものの、一部でカラマツ(不受精花)が確認され、肥大や果形にばらつきが見られるという。近年、夏場の高温による日焼け果の発生頻度が高まっており、被覆資材の使用など対策を呼び掛けた。[br] また、果樹カメムシの発生が平年より多い見通しだとして、卵塊の処分や薬剤による防除を促した。[br] 今後の東北地方の気象予測については、青森地方気象台の担当者は「暖かい空気に覆われやすく平年並みか高温になる可能性が大きい」と指摘した。県南の果樹関係者が病害虫の防除や天候に関する注意点を確認した研修会=12日、五戸町