「子ども医療電話相談」8939件、前年度から637件増加/19年度青森県まとめ

青森県が開設する「子ども医療電話相談」の2019年度の相談件数は8939件で、過去最高だった前年度から637件増加したことが25日、県のまとめで分かった。県医療薬務課は相談件数の増加について「相談時間帯の拡充と事業のの内容が広く認知されてき.....
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 青森県が開設する「子ども医療電話相談」の2019年度の相談件数は8939件で、過去最高だった前年度から637件増加したことが25日、県のまとめで分かった。県医療薬務課は相談件数の増加について「相談時間帯の拡充と事業のの内容が広く認知されてきた結果」としている。[br] 子ども医療電話は、保護者の不安軽減と小児救急体制のサポートを図るため、06年12月に開設。夜間や土日・祝日に子どもの急病が発生し、病院に行くか、自宅で様子を見るか迷った場合などに、小児科医や看護師から助言を受けられる。[br] 17年度まで平日夜間(午後7時から翌日午前8時まで)の対応だったが、18年度から土日・祝日にも拡大。土曜は午後1時から翌日午前8時まで、年末年始(12月29日から1月3日)を含む日曜・祝日は24時間対応にした。[br] 保健医療圏域別の利用状況は、青森の2895件(121件増)が最多。県南地方は八戸2213件(234件増)、上十三1006件(67件増)、下北319件(5件減)。下北地域を除く5圏域で増加した。[br] 相談の主な症状は、発熱32・3%、外傷・熱傷12・5%、目・鼻・耳の異常7・3%―など。相談対象者の年齢は前年度と同様に、3歳未満が全体の7割近くを占めた。[br] 時間帯別では、午後7時~午後8時が最も多く、全体の約2割を占めた。曜日別では、土日・祝日の件数は全体の約6割で、平日に比べて多かった。[br] 県は19年度に電話番号や受付時間が書かれた啓発用シール約9万枚を市町村や保育所などに配布し、事業内容の周知を図った。[br] 県医療薬務課は「保護者の不安軽減などの効果がある」として電話相談の有効活用を呼び掛けている。[br] 子ども医療電話相談は=♯8000=へ。