先制2ラン、2安打零封 関(八高専)、投打に大車輪

打っては先制の2ランを含む2安打3打点、投げては7回を2安打零封。主戦で4番の関琢朗が大車輪の活躍で、チームを初の4強に導いた。関は「しっかり集中して、投げて打って勝った」と快挙にも浮かれず、謙虚に試合を振り返った。 初回2死三塁で、打席が.....
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 打っては先制の2ランを含む2安打3打点、投げては7回を2安打零封。主戦で4番の関琢朗が大車輪の活躍で、チームを初の4強に導いた。関は「しっかり集中して、投げて打って勝った」と快挙にも浮かれず、謙虚に試合を振り返った。  初回2死三塁で、打席が回ってきた。「仲間がつくったチャンスをものにしなければ。前の3人の打者に対して「初球が全部ストレートだった」と狙いを絞った。初球、内角の直球を思いっきり振り抜き、左翼席に運んだ。  これで気持ちが乗った関は、投げても好調だった。三塁を踏ませず、三沢商に反撃のチャンスを与えなかった。二塁への進塁を許したのも五回の一度だけだった。  今大会では下半身を上手く使った重い球質の直球が決まり、ストライク先行で制球力もさえている。この試合も、直球で打者を詰まらせて11のアウトを内野ゴロで奪った。さらに四死球もゼロという抜群の安定感。完璧と言って良い内容だった。  4強の中で、唯一の国公立校。これからの戦いは私学強豪が相手となる。「チームのためにできることをして、食らい付いて勝ちたい」。チームの快進撃を支える背番号1が、さらなる飛躍を誓った。 [right]2017年秋季県大会・準々決勝 八高専 VS 三沢商 [/right]