【ワクチン接種】回答医療機関8割に電話問い合わせ/青森県内 診療に支障も

青森県保険医協会(森明彦会長)は11日、会員の医療機関を対象に実施した新型コロナウイルスワクチン接種に関するアンケート調査の結果を公表した。回答した医療機関の85%が、ワクチン接種の予約などについて電話での問い合わせが「ある」と回答し、診療.....
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 青森県保険医協会(森明彦会長)は11日、会員の医療機関を対象に実施した新型コロナウイルスワクチン接種に関するアンケート調査の結果を公表した。回答した医療機関の85%が、ワクチン接種の予約などについて電話での問い合わせが「ある」と回答し、診療や窓口業務に支障が出ているケースもあった。同協会は「通常の診療に負担をかけない体制づくりが必要だ」としている。[br][br] アンケートは4月27日~5月10日に実施。会員の病院や診療所計522件のうち、168件から回答があった。[br][br] 1日当たりの問い合わせ件数は、1~10件が最多の81件(57%)。1日に100件の問い合わせを受けた医療機関もあった。内容は「持病との兼ね合いで接種が可能かどうか」が最多の109件。個別接種を行わない医療機関への問い合わせもあったという。[br][br] ワクチン接種に関する混乱が「ある」と回答したのは72件(43%)。「ワクチンの問い合わせが診療や窓口業務を妨げている」「医療機関や被接種者に対する分かりやすい説明が不足している」などの意見があった。[br][br] 個別接種の予約は、医療機関が直接受け付けたり、市町村が窓口を設けたりしており、自治体によって対応が異なる。同協会の担当者は取材に「医療機関に任せきりではなく、行政が責任を持って対応してほしい」と指摘した。