台湾半導体供給、米国優先働き掛け 商務長官が明らかに

【ワシントン共同】レモンド米商務長官は4日、世界的に不足する半導体で、台湾半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)に対し、米自動車メーカー向けを優先するよう働き掛けていると明らかにした。米国が優先されれば、生産を委託している各国の企業にしわ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 【ワシントン共同】レモンド米商務長官は4日、世界的に不足する半導体で、台湾半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)に対し、米自動車メーカー向けを優先するよう働き掛けていると明らかにした。米国が優先されれば、生産を委託している各国の企業にしわ寄せが及びかねない。[br][br] レモンド氏は講演で、米国で最先端の半導体を製造していない現状を問題視し「今は0%だが、30%は作る必要がある。そうすれば米国の需要と一致する」と主張した。安全保障にも関わる半導体の生産拡大を中長期的な課題に位置付け、支援策を盛り込んだバイデン政権のインフラ投資計画の実現に協力を求めた。[br][br] 半導体不足を巡っては、ゼネラル・モーターズ(GM)といった米自動車大手が減産を強いられ、米アップルの生産にも打撃となる恐れがあるなど影響が広がっている。[br][br] レモンド氏は「自動車業界が特に深刻だ」と懸念し、自動車メーカーのトップらと対応策について話し合ったことを説明した。