久慈高生らSDGs学ぶ 八工大の田中教授が解説授業

授業の合間の休憩時間に田中義幸教授(右)から研究内容について説明を受ける生徒
授業の合間の休憩時間に田中義幸教授(右)から研究内容について説明を受ける生徒
岩手県立久慈高(中野達博校長)は4月28日、「高大連携」プログラムとして国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する授業を同校で行った。八戸工業大生命環境科学科の田中義幸教授の解説を通じ、1、3年生284人が社会的な関心が高まって.....
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 岩手県立久慈高(中野達博校長)は4月28日、「高大連携」プログラムとして国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する授業を同校で行った。八戸工業大生命環境科学科の田中義幸教授の解説を通じ、1、3年生284人が社会的な関心が高まっているSDGsへの取り組み方を学んだ。[br][br] 同校は「地域を知り、自分を知り、人生を切り開く能力を身に付ける」をテーマに掲げ、探究活動を取り入れている。今回はSDGsを題材に選んだ。[br][br] SDGsは「貧困をなくそう」「海の豊かさを守ろう」など17の目標で構成され、2030年までの達成を目指している。[br][br] 海洋生態学が専門の田中教授は「そもそもSDGsって何なのさ?」と題して授業を行った。SDGsの仕組みを分かりやすく説明し「残り10年で実現できるとは思っていない。しかし、目標を定め、いろいろな人が取り組むことに大きな価値がある」と強調。その上で「取り組むきっかけは身近な所にもある」と助言し、高校生の視点で地域にある宝を見詰め直してほしいと呼び掛けた。[br][br] 実践例として、同大が八戸市南郷地区で進めている「しまもりSDGs実践プロジェクト」や、田中教授の研究テーマ「海草」「ブルーカーボン」などの取り組みを紹介した。生徒たちは真剣な表情で聴き、研究内容について盛んに質問していた。授業の合間の休憩時間に田中義幸教授(右)から研究内容について説明を受ける生徒