天鐘(5月5日)

サッカー漫画の代表格といえば、やはり『キャプテン翼』だろうか。主人公の大空翼は「ボールは友達」が信条。ライバルと切磋琢磨(せっさたくま)して成長を遂げる。世界でも大人気。名だたるスター選手がファンを公言する▼友情や努力を軸とした物語の展開の.....
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 サッカー漫画の代表格といえば、やはり『キャプテン翼』だろうか。主人公の大空翼は「ボールは友達」が信条。ライバルと切磋琢磨(せっさたくま)して成長を遂げる。世界でも大人気。名だたるスター選手がファンを公言する▼友情や努力を軸とした物語の展開のみならず、見る者を魅了するのが数々のスーパープレー。必殺技に憧れ、習得を目指した子どもは数知れず。しかしながら、そこは架空の世界。相当に難易度は高い▼まるで漫画のようだ―。そんな感嘆で形容されるのが、野球の大谷翔平選手である。打って、投げて、走って、さらには守って。世界最高峰の米国メジャーリーグで躍動し、目の肥えた観衆をうならせている▼渡米して4年目。悩まされたケガも癒えて、投打の二刀流の本領発揮である。野球の神様と称されるベーブ・ルースと比較されることもしばしば。シーズン序盤だというのに、最優秀選手の候補にも名前が挙がる▼世界のひのき舞台で日本人の活躍が目立つ。ゴルフのマスターズで優勝した松山英樹選手、テニスの四大大会を既に4度も制した大坂なおみ選手…。歴史に深く刻まれる偉業は、少年少女の夢も大きく育む▼子どもたちの笑顔は、青空よりまぶしい。可能性は無限大。「こどもの日」に3選手の言葉を贈ることにしよう。「目標やイメージを持って」「日本人でもできる」「進み続けること。挑み続けること」―。