個包装販売本格化へ 八戸市の南部せんべい業者 販売会で魅力アピール

参加店が個包装の南部せんべいをPRした販売会=2日、八戸市の八食センター
参加店が個包装の南部せんべいをPRした販売会=2日、八戸市の八食センター
南部せんべい発祥の地とされる八戸市の業界再生を目指す「ブランド力向上プロジェクト」で、事業を企画する八戸商工会議所は2日、同市の八食センターで個包装した南部せんべいのPR販売会を開いた。参加店が一堂に会し、地元の業界を挙げて新たな南部せんべ.....
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 南部せんべい発祥の地とされる八戸市の業界再生を目指す「ブランド力向上プロジェクト」で、事業を企画する八戸商工会議所は2日、同市の八食センターで個包装した南部せんべいのPR販売会を開いた。参加店が一堂に会し、地元の業界を挙げて新たな南部せんべいの魅力をアピール。今後、観光土産品用や贈答用としての可能性を探りながら、販路拡大に向け個包装販売を本格化させる。[br][br] 南部せんべいは1袋に10~20枚ほど入って流通しているのが大半だが、個包装は1枚か2枚入りで販売する。個包装の8枚を共通パッケージに入れたパック商品も開発。南部せんべいを使ったグルメや豆知識を紹介したリーフレットを同封し「八戸の南部せんべい」の知名度向上を図る。[br][br] 販売会にはマルコーいずもり、上舘せんべい店(鍛冶町)、味の海翁堂南部庵、たちばなせんべい店、上舘せんべい店(田面木)、マルサカ煎餅の6店舗が参加し、八食の厨スタジアムにブースを特設。各店の商品を品定めし、1枚ずつ購入する人の姿も見られた。[br][br] 参加店の関係者は取材に「お客さまにとっては選ぶ楽しみがある」「道の駅や観光施設で販売する可能性を探りたい」と話し、手応えを感じた様子だった。[br][br] 八戸商議所の田村暢英・嘱託専門指導員は「八戸のせんべい屋が新しい売り方に取り組んでいることをPRし、手土産用としての販路を広げたい。続けていくことが重要だ」と語った。[br][br] パック商品は同市のユートリーで販売中。個包装の商品は、地元の小売店での取り扱いも目指している。参加店が個包装の南部せんべいをPRした販売会=2日、八戸市の八食センター