洋野・ひろのまきば天文台が特別企画 大型天体望遠鏡で観察体験

県内最大級の大型望遠鏡での観察を体験する参加者
県内最大級の大型望遠鏡での観察を体験する参加者
洋野町のおおのキャンパス内にある、ひろのまきば天文台(阿部俊夫台長)は29日、春の特別企画を開いた。同町と久慈市から41人が参加し、岩手県内最大級の大型天体望遠鏡での観察体験や、星座などの講話に驚きや感動の声を上げた。 午後から雨が降り続き.....
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 洋野町のおおのキャンパス内にある、ひろのまきば天文台(阿部俊夫台長)は29日、春の特別企画を開いた。同町と久慈市から41人が参加し、岩手県内最大級の大型天体望遠鏡での観察体験や、星座などの講話に驚きや感動の声を上げた。[br][br] 午後から雨が降り続き天体観測はできなかったが、望遠鏡をのぞいて過去に撮影した月の写真を観察。「クレーターは隕石(いんせき)が衝突してできたもので、月が盾となり地球を守った証しだ」という話を聞き、参加者は一層見入っていた。[br][br] 講話では、からす座など春の星座を天井に投影しながら説明。さらに「大野地区が天文学習や酪農に適しているのは、約80万年前に海の働きによって『大野海成段丘』ができたおかげ」とのエピソードも披露された。[br][br] 星空を見るのが好きだという町立向田小4年の関口栞(かんな)さん(10)は「月が地球を守ってくれていたことにびっくりした。知らない星座のことが聞けて面白かった」と目を輝かせた。[br][br] 同天文台は5月1~5日は無休、時間は午後1~9時。入館料は、高校生以上210円、小・中学生100円(5日無料)、幼児無料。3~5日は開館11周年記念イベントを開催する。県内最大級の大型望遠鏡での観察を体験する参加者