コロナ肺炎の重症化防ぐ内服薬開発 6月から臨床試験/東北大

東北大の研究グループは2日までに、新型コロナウイルス感染による肺炎の重症化を防ぐ治療薬を開発したと発表した。錠剤の内服薬で、自宅やホテルで療養中の患者が自分で服用できるため、医療現場の負担軽減が期待される。6月から国内の患者約100人を対象.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 東北大の研究グループは2日までに、新型コロナウイルス感染による肺炎の重症化を防ぐ治療薬を開発したと発表した。錠剤の内服薬で、自宅やホテルで療養中の患者が自分で服用できるため、医療現場の負担軽減が期待される。6月から国内の患者約100人を対象に本格的な臨床試験を実施し、早ければ2年後の実用化を目指す。[br][br] コロナに感染した人の約80%は軽症だが、高齢者や基礎疾患のある患者は肺炎が重症化しやすく、合併症や後遺症も問題化している。[br][br] 新たな治療薬は中等症の患者が対象。血管を詰まらせたり、肺の炎症を引き起こしたりする体内のタンパク質の働きを抑える効果がある。変異株による症状にも対応できるという。[br][br] 研究グループの宮田敏男東北大大学院教授は「新薬は安全性が高く自宅などで服用できるので、現場の負担軽減や医療資源の有効活用にも役に立つ」と話している。