【岩手県立高校再編】福岡工、一戸存続求める声 二戸で住民説明会

福岡工と一戸の統合計画案について、市民から見直しを求める声が相次いだ説明会=28日、二戸市
福岡工と一戸の統合計画案について、市民から見直しを求める声が相次いだ説明会=28日、二戸市
岩手県教委は28日、二戸市民文化会館で、県立高校再編計画後期計画(2021~25年度)の最終案に関する二戸ブロックの説明会を開いた。24年度に福岡工(同市)と一戸(一戸町)を統合する案について、出席した市民からは単独校での存続を求める声が相.....
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 岩手県教委は28日、二戸市民文化会館で、県立高校再編計画後期計画(2021~25年度)の最終案に関する二戸ブロックの説明会を開いた。24年度に福岡工(同市)と一戸(一戸町)を統合する案について、出席した市民からは単独校での存続を求める声が相次いだ。[br][br] 県教委は昨年2月に公表した後期計画案で、工業系の福岡工と総合学科がある一戸を統合し、県北に専門教育の拠点校を整備する方針を打ち出した。[br][br] 福岡工に現在ある機械システム科と電気情報システム科は1学科にまとめる方向。さらに、今年2月に示した最終案では、両校の校舎を活用する「校舎制」の導入により機械・電気の学びは維持するとした。[br][br] しかし、最終案に対し福岡工などの関係者から見直しを求める声が上がったため、県教委は当初予定した20年度内の計画策定を見送った。[br][br] 県教委はこの日、最終案の内容を改めて説明。「両校の入学者数の減少が想定され、将来を見据えた対応が喫緊の課題だ」と統合への理解を求めた。[br][br] これに対し、出席者からは、福岡工について「機械と電気の専門科を有する県北唯一の工業専門校。教員を確保しながら現行の2学科を維持してほしい」と要望が上がったほか、「本年度の入学者は57人と前年度より増えた。地域で学校を守ろうと取り組んでいるのに、数合わせの統合だと感じる」など計画案の見直しを求める意見が続出した。[br][br] 一方、一戸町民の一人は最終案に理解を示しつつ、「地域に合った教員の加配を検討してほしい」と注文を付けた。福岡工と一戸の統合計画案について、市民から見直しを求める声が相次いだ説明会=28日、二戸市