創業者134人、高水準維持 青森県内の支援拠点活用者

青森県内の創業支援拠点を利用した創業者数
青森県内の創業支援拠点を利用した創業者数
青森県や21あおもり産業総合支援センター(青森市)などが県内8市に設置している創業支援拠点を活用した創業者について、県は27日、2020年度の実績が前年度比8人減の134人だったと発表した。新型コロナウイルスで経済情勢が悪化する中、特に打撃.....
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 青森県や21あおもり産業総合支援センター(青森市)などが県内8市に設置している創業支援拠点を活用した創業者について、県は27日、2020年度の実績が前年度比8人減の134人だったと発表した。新型コロナウイルスで経済情勢が悪化する中、特に打撃を受ける飲食業などの創業は減ったが、幅広い業種で創業の動きがあり、5年連続で100人を超える高水準を維持した。[br][br] 同拠点では、創業に関する支援が専門のインキュベーション・マネジャー(IM)が常駐し、構想から開業までを一貫して支える“伴走型”支援を展開。12年度に八戸、青森、弘前の3市に設置して以降、15年度に三沢、むつ、五所川原の3市、16年度には十和田、黒石両市と拠点を拡大。それに伴い創業者数も増加傾向にある。[br][br] 20年度は534人(前年度比30人増)が拠点を利用し、男性85人、女性49人が創業。業種別では、飲食業が23人(22人減)と大幅に減少したが、運輸や情報通信、金融・保険など、前年度はみられなかった業種での創業が目立った。[br][br] 年代別では不明の1人を除き、20代14人、30代44人、40代39人、50代25人、60代9人、70代2人。働き盛り世代の30~50代で約8割を占めた。[br][br] UIJターンによる創業者は14人(3人減)。新型コロナの影響で、首都圏などでのイベントは開催できなかったが、ウェブによる個別相談で対応した。[br][br] 県の担当者は「コロナをチャンスと捉え、新しいことに挑戦する人や準備を始める人が多かった」との見方を示し、「地方に目が向いているので、創業を後押ししてきたい」と述べた。青森県内の創業支援拠点を利用した創業者数