宿泊者数、低水準続く 青森県の3月観光統計

青森県は26日、3月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(75カ所)の延べ宿泊者数は12万2470人で前年同月比7・1%増だったが、新型コロナウイルス拡大前の前々年同月比では25・8%減。県内主要観光施設(35カ所)の.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県は26日、3月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(75カ所)の延べ宿泊者数は12万2470人で前年同月比7・1%増だったが、新型コロナウイルス拡大前の前々年同月比では25・8%減。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は40万410人で前年比8・3%増、前々年比23・5%減だった。持ち直しつつあるが、いまだ感染収束の見通しが立たず、例年並みにはほど遠い状況にある。[br][br] 新型コロナ発生後の観光動向は、緊急事態宣言が出された昨年4、5月が前年比7割以上減少。6月以降は感染に左右されながらも国や自治体の需要喚起策で回復傾向にあったが、12月末からの国の観光支援事業「Go To トラベル」の停止で低水準が続く。[br][br] 宿泊者数を地域別に見ると、上北地域(9カ所)が1万7548人(前年比7・3%減、前々年比42・8%減)と県外客や訪日外国人が減り落ち込んだ。八戸市(17カ所)は3万438人(27・5%増、21・4%減)、下北地域(12カ所)は1万2793人(5・5%減、18・1%減)。[br][br] 観光施設の延べ入り込み客数は、八戸市の八食センターが13万3866人(4・9%増、22・8%減)、十和田市の石ケ戸休憩所は2757人(29・4%減、64・3%減)、むつ市観光交流センター「安渡館」が4186人(7・1%増、33・6%減)だった。[br][br] 県観光企画課は「県民向けの宿泊キャンペーンである程度下支えできた」とした上で、「県内でも感染拡大が続く中、春祭りを開催した地域もあり、どのような影響が出るか注視する」と述べた。