【金銭トラブルで解決金方針】小室さん、慎重姿勢から一転 宮内庁困惑

 婚約が内定し、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=2017年9月、東京・元赤坂の赤坂東邸
 婚約が内定し、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=2017年9月、東京・元赤坂の赤坂東邸
秋篠宮家の長女眞子さまと婚約が内定している小室圭さん(29)が、金銭トラブルの相手に解決金を渡す意向を示した。直前の公表文書では、「名誉の問題」として慎重な姿勢を記していた。方針が一転したとも取れる動きに、多くの人の「納得」のため、対応を促.....
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 秋篠宮家の長女眞子さまと婚約が内定している小室圭さん(29)が、金銭トラブルの相手に解決金を渡す意向を示した。直前の公表文書では、「名誉の問題」として慎重な姿勢を記していた。方針が一転したとも取れる動きに、多くの人の「納得」のため、対応を促してきた宮内庁も困惑。会見を求める声も出た。[br][br] 「将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける。切実に名誉の問題」。小室さんは8日、A4用紙で計28枚の文書を公表、金銭トラブルへの対応を説明した。[br][br] 母親の元婚約者から受けた金銭的支援を「善意」と表現。「話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はしない」と訴えつつ、相手との認識の食い違いを解消するやりとりが頓挫していると明かした。相手が「返してもらうつもりはなかった」と発言した録音データの存在も指摘した。[br][br] 「よその家の問題」(秋篠宮家側近)と静観の構えだった宮内庁は、昨年11月に秋篠宮さまがトラブルの「見える形」での対応を会見で求められ、関与を強めた。西村泰彦長官は同年12月、小室さんの代理人の弁護士と面会。文書公表日には定例会見で「丁寧に説明されていた」と持ち上げた。同庁はその後、文書への理解を求める眞子さまのコメントも紹介した。[br][br] だが、公表のわずか4日後の12日、事態は急転した。「いわゆる解決金を渡し、解決したい」。代理人の弁護士が今後の方針を明らかにした。文書で「名誉の問題」とまで強調した方針をなぜ撤回したのか。理由を問われ「借りているのに返さない態度を取ったという評価を受けたくない。(文書で)説明した上で金が動く。踏み倒そうとしたというのは違うと言える環境が整った」とし、整合性を説いた。[br][br] 文書公表で、秋篠宮さまが課した「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」の醸成を期待した同庁内では困惑が広がった。幹部は「なぜ最初からそう言わないのか」。別の幹部は「小室家の考えは分からない」と漏らした。西村長官は22日の記者会見で、解決金に関する小室さん側からの連絡を「事前にありません。事後も話を聞いていない」と発言。受け止めは「コメントすることは控える」と口をつぐんだ。[br][br] 天皇や元号の著書がある鈴木洋仁東洋大研究助手(歴史社会学)は「一連の対応で『納得』はかえって遠ざかった」と指摘。「多くの人は、金銭トラブルの法的な整合性ではなく、小室さんが信頼に足る人かどうかを知りたい。会見を開き、結婚への思いを含めて示すべきだ」と話した。[br][br] 同庁幹部は「最終的には小室さんがカメラの前に立つことが必要になるだろう」と述べた。 婚約が内定し、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=2017年9月、東京・元赤坂の赤坂東邸