八戸合同庁舎、現在地で建て替え 新庁舎は25年度完成目指す

現在地で建て替えることになった青森県八戸合同庁舎=21日、八戸市
現在地で建て替えることになった青森県八戸合同庁舎=21日、八戸市
青森県は21日、県議会総務企画危機管理常任委員会で、老朽化を理由に新築するとしていた八戸合同庁舎について、現在地で建て替える方針を明らかにした。市内民有地への移転も検討したが、同等の敷地面積を確保できないことや町村部からの交通利便性などを踏.....
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 青森県は21日、県議会総務企画危機管理常任委員会で、老朽化を理由に新築するとしていた八戸合同庁舎について、現在地で建て替える方針を明らかにした。市内民有地への移転も検討したが、同等の敷地面積を確保できないことや町村部からの交通利便性などを踏まえ、現在地に決めた。[br][br] 同庁舎は1971年に完成。耐震診断で、一般建物として十分な強度があるものの「災害対応を考慮した場合は不十分」とされた。[br][br] 県は2021年度に基本計画を策定し、23年度に着工、25年度内の新庁舎の完成を目指す。現庁舎は26年度に解体する。[br][br] 現在地は、日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震に伴う津波で1~2メートルの浸水が見込まれる。県財産管理課は「基礎を高くすることで、庁舎機能を維持できる」としている。[br][br] 新庁舎には、完成から40年以上が経過している三戸地方保健所や八戸児童相談所、三八農村整備庁舎、みなと分庁舎を集約することを想定している。現在地で建て替えることになった青森県八戸合同庁舎=21日、八戸市