青森県は19日、県内保健所管内別で青森市14人、上十三1人の計15人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち同市の4人は、クラスター(感染者集団)が発生した青森慈恵会病院の入院患者または職員。この病院などを含む、同市の障害者施設で発生したクラスターの規模は、県外での感染確認分も合わせて193人に拡大した。県内の感染者は累計1320人。[br][br] 青森慈恵会病院で感染が判明したのは、同市に住む40~80代以上の男女。症状は調査中だが、重症の人はいないという。いずれも以前の検査で陰性だったが、健康観察期間中に症状が出たため再度検査した。[br][br] 同市の50代女性は、クラスターが発生したバーの関連。このほか、新たに感染が判明した50代男性2人と、既に感染が判明している30代男女2人の計4人が、同市本町周辺の飲食店で会食していたことが分かった。県は「今後クラスター化する可能性もある」としている。[br][br] 同市で感染が分かった30代女性は、この会食の場にいた30代女性の知人。30代男性は既に感染が判明した人の知人。[br][br] 同市の残る40~60代の男女5人は感染経路不明。本町周辺の飲食店関係者も含まれるという。県はクラスターが発生したバーなどで感染した人について、関係する飲食店がこれまでより増え、約20軒に上ることを明らかにした。[br][br] 上十三管内の性別非公表の10歳未満1人は、県内で感染が判明した人の濃厚接触者。