デーリー政懇4月例会 共同通信社編集委員・橋本卓典氏が講演

「未来の地域金融」をテーマにズームで行われた講演=19日、八戸市
「未来の地域金融」をテーマにズームで行われた講演=19日、八戸市
デーリー東北政経懇話会4月例会が19日、八戸パークホテルで開かれ、共同通信社編集委員の橋本卓典氏が「未来の地域金融」と題して講演した。コロナ禍における地方銀行の役割として、「事業者の心を折らず、コロナでの廃業をどれだけ食い止めるかが求められ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 デーリー東北政経懇話会4月例会が19日、八戸パークホテルで開かれ、共同通信社編集委員の橋本卓典氏が「未来の地域金融」と題して講演した。コロナ禍における地方銀行の役割として、「事業者の心を折らず、コロナでの廃業をどれだけ食い止めるかが求められている」とし、企業の経営課題解決を支援する重要性を指摘した。[br][br] 橋本氏は東京都生まれで2006年に入社。経済部記者として流通、証券、大手銀行を担当し、同部金融庁キャップなどを経て、20年から現職。[br][br] 講演はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、デーリー東北新聞社東京支社とホテルを結んで行われた。経済の先行きについて橋本氏は、コロナ禍の影響を強く受ける業界が、業態転換や事業縮小などに全方位的に取り組まなければならない時代に突入すると予想。「融資だけでなく、人工知能(AI)などを活用して企業課題を解決してくれる金融機関が残っていく」と述べた。[br][br] 一方、昨年9月に共同通信の配信記事で、経営統合の協議入りが取りざたされた青森銀行とみちのく銀行にも触れ、報道の背景を説明。仮に、経営統合が実現した場合の課題については「互いの良い部分を残すことが大切で、排除の論理は一番やってはならない」と指摘した。「未来の地域金融」をテーマにズームで行われた講演=19日、八戸市