青森県内温室効果ガス排出量、18年度は1463万トン ほぼ横ばい

青森県が19日発表した2018年度の県内温室効果ガス排出状況によると、排出量は前年度比0・2%増の1463万8千トンで、ほぼ横ばいだった。排出量が減少しなかったのは、電力会社が1キロワット発電する際の二酸化炭素排出量を示す「電力排出係数」が.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県が19日発表した2018年度の県内温室効果ガス排出状況によると、排出量は前年度比0・2%増の1463万8千トンで、ほぼ横ばいだった。排出量が減少しなかったのは、電力会社が1キロワット発電する際の二酸化炭素排出量を示す「電力排出係数」が、わずかに上昇したことが要因に挙げられるという。[br][br] 温室効果ガス排出量は、国がまとめる都道府県別のエネルギー消費量の統計などを基に、県が算出。県は30年度までに、基準値の13年度1618万4千トンから31%減を目標としている。[br][br] 同ガスの9割を占める二酸化炭素の排出量は1307万4千トン(前年度比0・1%増)。部門別では製造業など「産業」が481万トン(0・5%減)。続いて「家庭」313万トン(3・1%減)、「運輸」199万2千トン(0・5%減)、会社や店など「業務その他」193万2千トン(6・6%増)となった。電力排出係数は0・522キロ(0・2%増)だった。[br][br] 国は50年に二酸化炭素実質排出量ゼロを目指している。県は国の方針に合わせ、県内企業や県民に電気の節約などを呼び掛けるほか、環境に優しい通勤を心掛ける「スマートムーブ」を推進。県環境政策課の担当者は「環境への配慮を意識できる人を1人でも多く増やしたい」と話している。