柔道の海老沼が現役引退 五輪2大会銅、世界一3度

 笑顔で記者会見する柔道の海老沼匡。現役引退を発表した=15日午前、東京都内
 笑顔で記者会見する柔道の海老沼匡。現役引退を発表した=15日午前、東京都内
柔道男子66キロ級で2012年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権を3度制した海老沼匡(31)=パーク24=が15日、東京都内での記者会見で現役引退を表明した。「国際大会で活躍することは厳しいと感じた」と理.....
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 柔道男子66キロ級で2012年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権を3度制した海老沼匡(31)=パーク24=が15日、東京都内での記者会見で現役引退を表明した。「国際大会で活躍することは厳しいと感じた」と理由を述べた。初の7階級全員メダルを達成したリオ五輪男子代表勢では初の引退。[br][br] 昨秋の講道館杯全日本体重別選手権決勝で敗れ、引退の意向が高まったと明かした。今月の全日本選抜体重別選手権を最後の舞台にすると1月に決意。「さまざまな人に支えられて柔道を全うでき、誇りに思う」と晴れやかな表情で語った。今後はパーク24のコーチとなる。関係者によると、来年の英国などへの海外留学も計画している。[br][br] 栃木県出身で、中学、高校と東京の柔道私塾「講道学舎」で鍛えた。背負い投げなど切れ味鋭い技で一本を狙う闘いぶりで活躍。印象に残る試合には、2度とも敗れた五輪の準決勝を挙げ「金メダルをゴールにしていた。そこだけは反省点」と述懐した。[br][br] 減量苦からリオ五輪後は73キロ級に上げて東京五輪を目指したが、代表争いに敗れた。選抜体重別を優勝で締めくくり「全てを柔道にささげてきた。全体を通し、悔いはない」と言い切った。 笑顔で記者会見する柔道の海老沼匡。現役引退を発表した=15日午前、東京都内