【どうなるワクチン住民接種】(5)3週間後の同じ曜日に2回目の接種

 ワクチン接種の最新状況
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高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種に関する情報は二転三転したり、更新されたりしたものが少なくありません。最新の情報、状況をまとめました。 【2回接種の間隔】 Q 米ファイザーのワクチンは、一定の間隔を空けて1人計2回打つ必要がありまし.....
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 高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種に関する情報は二転三転したり、更新されたりしたものが少なくありません。最新の情報、状況をまとめました。[br][br] 【2回接種の間隔】[br] Q 米ファイザーのワクチンは、一定の間隔を空けて1人計2回打つ必要がありましたね。[br][br] A 厚生労働省が具体的な目安を示して1回目の接種日から、ちょうど3週間後の同じ曜日に2回目の接種をと呼び掛けています。月間カレンダーを見ながら考えると分かりやすいのですが、仮に5月1日土曜日に1回目を打ったら、3週間後の同じ土曜日(5月22日)に2回目を打つというわけです。[br][br] Q まさにその日に打たないといけないのですか。[br][br] A 厚労省は「2日」の前倒しは可能だとしています。1回目が5月1日(土)の場合だと2回目は20日(木)なら打っても良いことになります。21日(金)でも構いません。20日より前には打てません。[br][br] Q 3週間より遅れる場合はいつまでに?[br][br] A 決まりはありません。厚労省は、できるだけ速やかに2回目を打つことを勧めています。欧州連合(EU)の一部の国の例を見ると、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安としているようです。[br][br] 【対象年齢】[br] Q 接種対象年齢は?[br][br] A 接種の事業は、臨床試験のデータが十分だった「16歳以上」を対象としており、現時点では16歳未満は対象外です。ファイザーは3月末、12~15歳にも有効とする臨床試験の結果を発表しました。厚労省は今後、ファイザーから対象年齢拡大の申請があれば、審議会で有効性や安全性を議論することになります。[br][br] 【供給計画】[br] Q ワクチン供給は当初、少ないそうですね。[br][br] A 4月12日から全国の一部の自治体で接種が始まります。4月26日の週のワクチン配送で全国1741市区町村に行き渡らせるとしていますが、受け取る数量は限定的です。5月中旬以降、供給量が増える見込み。河野太郎行政改革担当相は今月9日の記者会見で、6月末までに高齢者(約3600万人)と医療従事者(約480万人)の数を上回る約5千万人分を供給できると強調しました。[br][br] 【注射器】[br] Q ファイザー製のワクチンの入った瓶1本から、何回分のワクチンが打てるかを巡って情報が揺れました。[br][br] A 接種に使う注射器によって、打てる回数が違ってくることから、混乱がありました。4月12日からの高齢者接種では「通常の注射器」を使う見通しです。5回分が取れます。ただ、河野担当相は、来月中に6回打てる「特殊な注射器」を高齢者用に調達するとしています。 ワクチン接種の最新状況