あまおうなど海外持ち出し禁止 改正種苗法施行で農水省

 海外持ち出しが禁じられる農産品の例
 海外持ち出しが禁じられる農産品の例
農林水産省は9日、国内で開発されたブランド果実などの種や苗木を海外へ不正に持ち出すことを禁じた改正種苗法が今月施行されたのに伴い、持ち出し禁止などになる1975品種を発表した。北海道のブランド米「ゆめぴりか」、福岡県のイチゴ「あまおう」のほ.....
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 農林水産省は9日、国内で開発されたブランド果実などの種や苗木を海外へ不正に持ち出すことを禁じた改正種苗法が今月施行されたのに伴い、持ち出し禁止などになる1975品種を発表した。北海道のブランド米「ゆめぴりか」、福岡県のイチゴ「あまおう」のほか、高級ブドウ「シャインマスカット」などが対象で、海外流出の抑止を図る。[br][br] 対象品種の発表は改正法が1日に施行されてから初めて。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)や42道府県が登録しているコメや果実が中心で、内訳はレタスの「シナノホープ」(長野県)、ナシ「秋甘泉あきかんせん」(鳥取県)なども含む登録品種が1702、出願中が273。今後は民間企業の登録品種も順次追加する。[br][br] 登録品種は、海外への持ち出しが原則、禁じられる。違反すると個人には10年以下の懲役や1千万円以下の罰金が、法人には3億円以下の罰金がそれぞれ科される。出願中の品種は罰則の対象ではないが、公表による注意喚起を狙う。[br][br] 改正種苗法はシャインマスカットなどの海外流出に危機感を持った農水省が、新品種の開発者の権利を保護するために検討を進め、昨年12月の臨時国会で成立した。 海外持ち出しが禁じられる農産品の例