地域おこし協力隊8人を初任命/九戸 自伐型林業普及など従事  

九戸村で初めて地域おこし協力隊に任命された隊員と、晴山裕康村長(手前左から2人目)
九戸村で初めて地域おこし協力隊に任命された隊員と、晴山裕康村長(手前左から2人目)
九戸村は2日、地域おこし協力隊として活動する8人に辞令を交付した。村での任命は初。隊員たちは村が力を入れる自伐型林業の普及など、さまざまな分野で地域活性化の一役を担う。 8人のうち、自伐型林業普及に関わるのは上野早紀さん(27)、久保康輔さ.....
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 九戸村は2日、地域おこし協力隊として活動する8人に辞令を交付した。村での任命は初。隊員たちは村が力を入れる自伐型林業の普及など、さまざまな分野で地域活性化の一役を担う。[br][br] 8人のうち、自伐型林業普及に関わるのは上野早紀さん(27)、久保康輔さん(47)、立花勲さん(57)の3人。このほか、佐藤快威(かい)さん(20)は交流体験事業、秋元星良(せいら)さん(21)は岩手県立伊保内高への支援、福島多恵さん(21)は情報発信事業を担当する。[br][br] 阿部憲一さん(41)は伝統工芸の南部箒(ほうき)の伝承普及、狩野仁さん(47)は特産品の販路開拓にそれぞれ携わる。任期は4月からで、立花さんのみ、仕事の都合で7月から正式に任命される。[br][br] この日は村役場で、晴山裕康村長が一人一人に辞令を交付。「村では人口減少や少子高齢化が進み、まさに地域おこしが必要な状況だ。初めて任命する隊員の皆さんには本当に期待している」と激励した。[br][br] 取材に対し、神奈川県出身の久保さんは「自然に囲まれた中で働くことに憧れ、移住した。村の広葉樹を対象とした自伐型林業は、地域経済を活性化させる将来性がある」と抱負を語った。東京都出身の福島さんは「これまで都内の大学でデザインを学んでいた。経験を生かし、村の魅力をビジュアル的に発信するなど、新しいことに挑戦したい」と意欲を見せた。九戸村で初めて地域おこし協力隊に任命された隊員と、晴山裕康村長(手前左から2人目)