【ワクチン接種】28都県で12日から開始 高齢者用第1弾

 高齢者向けに配送されるコロナワクチン第1弾で、12日から接種予定の自治体がある都県
 高齢者向けに配送されるコロナワクチン第1弾で、12日から接種予定の自治体がある都県
今月5日からの週に配送される高齢者用の新型コロナウイルスワクチンの第1弾について、3月末時点で少なくとも28都県の37市区町村が、国が始めるとした12日から接種開始予定であることが4日、共同通信の調査で分かった。この中にはむつ市が含まれる。.....
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 今月5日からの週に配送される高齢者用の新型コロナウイルスワクチンの第1弾について、3月末時点で少なくとも28都県の37市区町村が、国が始めるとした12日から接種開始予定であることが4日、共同通信の調査で分かった。この中にはむつ市が含まれる。接種まで約1週間。配送などの関係で接種日程には流動的な面があるが、都道府県の半数超に12日から接種を実施する自治体がある状況が浮かび上がった。[br][br] 国は高齢者用の第1弾として、計約5万人分を5日からの週に47都道府県に出荷。市区町村には都道府県が割り当てるが、第1弾配送先は県庁所在地などとしたところが目立った。第1弾は量が限られることや重症化リスクなどを考慮し、対象を高齢者施設入所者に限定する自治体が多い。[br][br] 調査は3月25~31日に実施。第1弾割り当て先を公表していない都道府県もあり、配送を受けることが判明したうちの96市区町村に取材した。全自治体に配送するとした大阪府などは、供給量が多く、人口規模の大きい市町村に対象を絞った。[br][br] 28都県は青森、千葉、長野、兵庫、広島、福岡、沖縄など。残る19道府県には配送状況が未確定などとして日付が固まっていない市町村が多く、ワクチンが順調に届けば12日実施は増える可能性がある。開始日については既に13日以降に設定している市町村もある。[br][br] 第1弾分の接種では、全都道府県で介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)など、高齢者施設の入所者を中心に始める自治体が目立った。理由としては「重症化やクラスター(感染者集団)発生のリスクが高い」(宇都宮市、12日から開始)、「施設に医者がおり、接種後の観察や対応がしやすい」(松山市、同)などの声があった。[br][br] 一方、12日開始の東京都八王子市は、先着順に予約を受け付ける。14日からの名古屋市は、対象を中区の80歳以上に限定した。[br][br] 高齢者への接種の本格化は、26日からの週に全1741市区町村に配送された後となる見通し。政府は対象者を約3600万人と想定している。 高齢者向けに配送されるコロナワクチン第1弾で、12日から接種予定の自治体がある都県