新幹線「復興号」が出発/東北DCキャンペーンスタート

 ゆるキャラをあしらった「東北DC復興号」と、出発を見送る駅員ら=3日朝、JR東京駅
 ゆるキャラをあしらった「東北DC復興号」と、出発を見送る駅員ら=3日朝、JR東京駅
東日本大震災から10年の節目を迎えた東北6県を観光で支援する「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」が今月から始まり、東北・秋田新幹線のラッピング臨時列車「東北DC復興号」が3日朝、東京駅を出発した。 東京駅のホームでは、6県の名所や.....
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 東日本大震災から10年の節目を迎えた東北6県を観光で支援する「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」が今月から始まり、東北・秋田新幹線のラッピング臨時列車「東北DC復興号」が3日朝、東京駅を出発した。[br][br] 東京駅のホームでは、6県の名所や名物にまつわるゆるキャラを車両側面にあしらった新幹線の前で、駅員が乗客代表にお菓子のプレゼントを手渡した。[br][br] 夫婦で岩手県内を観光する東京都町田市の会社員小嶋妙子さん(69)は「名所を巡ったり、おいしいものを食べたりして、復興に貢献できたら」と話した。かつて福島県いわき市に住んでいたというユーチューバーのジョン・ドーブさん(47)=東京都=は「東北各地の素晴らしい場所を発信したい」と笑顔だった。[br][br] 東北DCはJR東日本と6県などでつくる推進協議会が主催。約200のツアーやイベントを実施するほか、動画や会員制交流サイト(SNS)を活用して各地の景観や伝統文化の魅力を発信する。9月30日まで。[br][br] 3日に仙台、秋田、山形、福島の各駅で予定していた開幕式典は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、宮城と山形で独自の緊急事態宣言が出たことなどから中止となった。仙台駅を3日に出発し、6泊7日で東北を周遊する観光列車も運行を取りやめた。 ゆるキャラをあしらった「東北DC復興号」と、出発を見送る駅員ら=3日朝、JR東京駅