最終案、本年度策定見送り 岩手県立高再編計画

岩手県教委の県立高校再編計画後期計画(2021~25年度)最終案を巡り、佐藤博教育長は30日の定例会見で、20年度内の計画策定を見送ることを明らかにした。統合対象校がある二戸など3地域で、存続を求める声が上がったのを受けた対応。今後は3地域.....
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 岩手県教委の県立高校再編計画後期計画(2021~25年度)最終案を巡り、佐藤博教育長は30日の定例会見で、20年度内の計画策定を見送ることを明らかにした。統合対象校がある二戸など3地域で、存続を求める声が上がったのを受けた対応。今後は3地域の住民らに最終案の内容を説明する場を設ける。[br][br] 2月に公表された最終案では、24年度に福岡工と一戸を統合する計画などが示された。[br][br] これに対し、福岡工同窓会や二戸地域の産業関係者らで組織する「福岡工業高を守る会」など各校の存続を求める3団体は、県議会に「丁寧な説明と慎重な協議を求める請願」を提出。請願は不採択となったが、最終案の見直しを求める動きが活発化していた。[br][br] 会見で佐藤教育長は、29日に教育委員で今後の対応について協議したと説明。その上で「地域の要請を考慮し、20年度内の計画策定は行わず、説明の場を設けることにした」と述べた。[br][br] 目的は「第一に最終案を理解してもらうこと」と強調。最終案を変更するかについては言及しなかった。3地域への説明方法や後期計画の策定時期は「今後改めて検討する」とした。