完工目標の延期を否定 東通原発で東北電青森支店長

東通原発の審査状況について説明する岩渕伸一支店長=30日、青森市
東通原発の審査状況について説明する岩渕伸一支店長=30日、青森市
東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は30日の定例会見で、東通原発(東通村)で2021年度内とする安全対策工事の完了目標について、「厳しくはなってきているが、完了時期を見直す材料は今のところない」と、延期の可能性を否定した。 同原発の審査は現在.....
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 東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は30日の定例会見で、東通原発(東通村)で2021年度内とする安全対策工事の完了目標について、「厳しくはなってきているが、完了時期を見直す材料は今のところない」と、延期の可能性を否定した。[br][br] 同原発の審査は現在、地震や津波など自然災害に関する議論が進められているが、施設の安全性に関する議論はほぼ手付かずの状態。東北電は、審査に合格した女川原発(宮城県)などの知見を活用する方針だが、東通原発の審査完了は見通せないのが実情だ。[br][br] 岩渕支店長は、600ガルに設定する基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)について、「現時点で評価を見直すようなデータは出てきていない」と改めて説明した。[br][br] 一方、6期務めた現職が敗れた14日投開票の東通村長選については、村民の選択であってコメントすることはないとしつつ、「新村長と新たに良好な関係を築いていければ」と述べた。東通原発の審査状況について説明する岩渕伸一支店長=30日、青森市