引退間近のブレイズ田中選手に声援 大学時代の戦友「よく頑張った」

同期の星の勇姿を、見守った早大の同級生と、当時の監督だった齋藤出さん(前列左から2人目)=27日、フラット八戸
同期の星の勇姿を、見守った早大の同級生と、当時の監督だった齋藤出さん(前列左から2人目)=27日、フラット八戸
八戸などを本拠地とするプロアイスホッケーチーム「東北フリーブレイズ」で、2010年から10シーズンにわたり主将を務めた田中豪(37)=札幌市出身=が今季限りで現役を引退する。最後の2連戦の初戦を迎えた27日、会場のフラット八戸には、早稲田大.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 八戸などを本拠地とするプロアイスホッケーチーム「東北フリーブレイズ」で、2010年から10シーズンにわたり主将を務めた田中豪(37)=札幌市出身=が今季限りで現役を引退する。最後の2連戦の初戦を迎えた27日、会場のフラット八戸には、早稲田大時代に一緒にプレーした八戸市在住の戦友らが応援に駆け付け、“同期の星”の勇姿を見守った。[br][br] 会場を訪れたのは、同大アイスホッケー部でチームメートだった、青森県立八戸工高教諭の白鳥洋さん(37)、市議の山之内悠さん(37)、田中が4年生のときに監督だった齋藤出(いずる)さん(53)ら8人。[br][br] 白鳥さんは大学卒業後、田中と同じ10年にブレイズに入団。引退する13年まで苦楽を共にした。最後のシーズンに一緒にリーグ制覇した思い出を振り返り、「優勝が懸かったプレーオフで得点を決めたとき、真っ先にベンチに来てくれて抱き合った。良い思い出だ」と懐かしんだ。[br][br] 早大のチームで、田中と同じタイミングで試合に起用されていた山之内さんは「いつも味方がやりやすいように動いてくれた。アイスホッケーをやっていて、一番楽しい時期だった」としみじみ。選手としての節目を迎えた戦友へ「今までいろいろなことを背負ってやってきたと思う。まずはゆっくり休んでほしい」とねぎらった。[br][br] 齋藤さんは、田中と偶然誕生日が一緒ということもあり、卒業後も度々食事に行っては、相談を受けることもあったという。かつて日本代表の主将も担うほど成長した教え子の姿に「真面目で努力家。よく頑張った」と健闘をたたえた。[br][br] 恩師や同級生に見守られてプレーした田中は「たくさんの支えがあって、ここまでやってこられた。本当にいい仲間に恵まれた」と感謝しきりだった。[br][br] 試合後、氷上を1周した後に、同級生らの呼び掛けに気付いた田中は真っすぐ仲間の下へ。「ありがとう。お疲れさま」と声を掛けられ、満面の笑みを浮かべていた。同期の星の勇姿を、見守った早大の同級生と、当時の監督だった齋藤出さん(前列左から2人目)=27日、フラット八戸