中間貯蔵施設稼働反対など申し入れ むつ市に原発核燃をなくす下北の会

むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設を巡り、原発核燃をなくす下北の会(中嶋寿樹代表)は24日、同市に対し、燃料搬入と稼働を許可しないよう申し入れた。電気事業連合会が昨年末、検討に着手したいと市に伝えた同施設を電力各社で共同利用する案についても.....
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 むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設を巡り、原発核燃をなくす下北の会(中嶋寿樹代表)は24日、同市に対し、燃料搬入と稼働を許可しないよう申し入れた。電気事業連合会が昨年末、検討に着手したいと市に伝えた同施設を電力各社で共同利用する案についても容認せずに撤回するよう求めた。[br][br] 政府は現行のエネルギー計画で、電源構成比率に占める原発の割合を2030年度に20~22%にする目標を掲げる。実際には審査の長期化や安全対策工事の遅れで原発の再稼働が進んでいない。[br][br] 会員ら5人と市役所を訪れた中嶋代表は「計画との乖離(かいり)が著しい」と主張し、再生可能エネルギーの導入推進で原発ゼロは可能だと指摘。同施設に燃料が搬入されると留め置かれる懸念を伝えた。同施設に関する住民説明会開催も求めた。[br][br] 申し入れ書を受け取った市企画政策部の松谷勇部長は「申し入れは真摯(しんし)に受け止める。回答できるものは今後回答する」と語った。